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お別れ会
2018.12.10 Mon

おととい旅立ったクリスティーナの葬儀が終わりました。
葬儀といっても亡骸を焼いて骨を壺に入れて持ち帰るだけですが...
当然、自前でやる訳にはいかないので専門の葬儀屋へ依頼しました。


話は変わりますが、15年ほど前にも私は飼い犬を亡くしました。
小学3年か4年の頃にもらった中型ミックスの雄で、名はハスキーといいます。(名前の由来は長くなるので省きます)
初めて飼った犬なのでしつけの知識が無く、さらに私自身クソガキだったという事もあり、なかなかヤンチャな奴に仕上がりました。
ある日足を怪我してうずくまっていたので、様子を見ようとした所で左目を噛みつかれた事があります。(幸い瞼を縫う程度で済みました)
序列で言えば明らかにママン>ハスキー≧私と認識していたでしょう。
そんなクソッタレ野郎でしたが、クソガキの私には苦楽を共にしたかけがえのない友であり、あの世へと旅立った際には数日枕を濡らしたものです。
そんなハスキーを弔うため、この時もある葬儀屋に依頼しました。
しかし数年後、選んだ業者を後悔します。

2010年4月にニュースで逮捕が報じられ話題となった、埼玉県ペット遺体遺棄事件をご存知でしょうか。
三芳町のとあるペット葬儀屋が遺体処理に掛かる出費を惜しみ、引き取った亡骸を飯能市の正丸峠に不法投棄して荒稼ぎしていた事件です。

ただひたすらにご主人様を喜ばせたいという思いを抱き、命が尽きる最期の瞬間まで全身全霊を込めて愛を振り撒いてきたペット達。
ついにその使命を終え、ご主人様より心の底からの感謝を受けつつ最愛の家族の元から送り出されていったペット達。
そんな子達があろうことか、ポリ袋に詰め込まれ、邪魔なゴミとして暗く冷たい山の中に投げ捨てられていました。
当然捨てられた亡骸には虫が沸き、獣に荒らされ、腐臭を放つ酷い状態だったそうです。
被害を受けた遺体の数は100を越えます。そして私のガキの頃の相棒は、残念ながらその中の1つとなってしまいました。
あの日やってきた詐欺師の顔と、白々しく経を読み上げる声は忘れません。
しかし私が憤らずとも、きっと彼には生涯のうちに禍が降り注ぐ事と思います。

 

という訳で、大切な家族との最後の別れの場は気が動転していたり費用の問題があったりもしますが、出来る事ならしっかりと選んであげてください。
今回はグーグル検索をもちいて近場で☆5最高評価の、愛心ペットセレモニー埼玉を利用しました。
コースは持ち込みの立会い火葬です。
基本1日1件しか受け付けていないとの事でしたが、この時点で好感が持てます。
予約していた朝9時に現地到着。

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全体的にこじんまりとした火葬場ですが、余計な装飾を施さないことで少しでも安く利用していただきたい、という思いが込められています。
周囲に住宅は無いので余計な心配はありません。
そして受付から火葬まで全て担当のおじさんが一人で行います。
手始めにクリスの特徴を書類に記すのですが、前日に利用された方は深い悲しみからなのか、とても強い筆圧で書かれた文字の跡が残っていました。
簡単な説明を受けたのちに、形見として毛を少量切って袋に入れてくれました。

そしてついに炉の中へ...

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包んだ布や箱と一緒に燃やすものだと思っていましたが、綺麗に焼けるようにとの配慮なのか取り出す事になりました。
当然冷たくてカチンコチンに硬直した身体。重さは生きてた頃とあまり変わらなかったです。
眠った後すぐに顔だけ出して包んだので、最後の最後に再び全身を見れた事がとても嬉しかった。
このポーズをとってソファーの上でよく眠ってたっけな...
花を入れて飾りたかったですが、早朝なので買えませんでした。
まぁインドア犬で花には無縁だったし、好物のゆで卵を2個も入れてやったから許しておくれ。

焼き時間は80分程と言われたので待合室で待機。
この日は大晦日並みの冷え込みだったので暖房の効いた部屋が嬉しいです。
缶やインスタントですがお茶やコーヒー、お菓子が用意されていて、テレビも完備。
メモリアルグッズのサンプルなども展示してありました。
室内には葬儀場に住みついている黒猫が暖まっていましたが、連れてきたチワワのしんのすけに驚いて出て行ってしまいました。スマン。

そうして80分後、焼き上がりの確認をお願いされ炉へ行くと、砂漠で死んで骨だけになってしまった動物のような状態のクリスがいました。
ここが背骨でここが尾骨、シュナウザーだから短いですね。などなど部位を詳しく説明していただきました。
確認を終えると、最後に骨壺に収める準備のため再び待合室へ。
しばらくして呼び出され炉に戻ると、トレーの中には頭蓋骨などの大きな部分はもちろん、米粒大の小さな指先の骨すらも綺麗に整理された状態で並べられていました。
これまでの雑談から動物が大好きなおじさんなんだなぁと感じていましたが、これほど動物の亡骸を細かく丁寧に扱ってくれるものなのかと感動しました。
きっと焼く時もなるべく形を崩さず、かといって焼け残りが無いようにと細心の注意を払ってくれていたのだと思います。
☆5最高評価に納得した瞬間でした。

骨壺には下半身から上に向かって入れていきます。もちろんお箸で。
足、背骨、肋骨、前足、そして喉仏を入れ、最後に頭の骨を入れて封をし、カバーを被せてお終いです。
一連の流れが人間と全く同じですね。爺さんの火葬を思い出しました。

葬儀の所要時間は2時間半でした。
もし移動可能な距離に住んでいて火葬を必要とする機会が...来るのはとても辛い事ですが、その時が訪れたら愛心ペットセレモニー埼玉を検討してみてください。
安心して任せられる良い葬儀屋でした。


スリムアップして帰宅したクリス。
だがしかし、次は安住の地を探さねばならない...

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クリスティーナ眠りました
2018.12.08 Sat

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我が愛犬ミニチュアシュナウザーのクリスティーナが、先程眠りにつきました。
たしか13歳だったと思います。正確な年齢憶えてなくてごめんよ;;
このブログを見返していたら、2006年6月に家にやってきましたと書かれていました。
クリスの状態を見るに生後二か月と思われるので、12年と8か月間、懸命に生きて我々に癒しを与え続けてくれました。

愛犬家の皆様へ何らかの参考になるかも分かりませんが、眠るまでの経過を記したいと思います。
流石に来るものがある状態で書いている為、誤字や変な文章があったら申し訳ございません。


心臓病持ちで薬を飲みつつ過ごしていたクリスですが、昨夜から特有の咳が少し目立つなと感じておりました。
そして今日は引き続き朝から咳が多め。少し嫌な予感はしましたが、咳以外は特に苦しそうな様子も無く、飯も普通に食って過ごしていました。
しかし昼を過ぎると咳の頻度が更に増え、運動もしていないのに呼吸が荒くなり、常に立ち続けて横になる事を嫌がっていました。
舌の色を確認すると少し紫色に変色し、明らかに呼吸困難の状態をあらわしていたので急いで病院へ。
幸いこの日は車が使えたのでスムーズに移動できました。

早速診察していただき、レントゲンを撮り確認すると肺は真っ白でした。肺水腫です。
肺水腫は心臓病を抱えている犬に発症しやすい病気です。
うまく心臓を循環できない血液から水分がにじみ出て、肺に溜まってしまいます。
呼吸ができないので命にかかわる状態です。

治療としては、利尿剤を用いて水分を尿として排出しつつ、その他の薬で血液循環コントロールを行うそうです。
二時間程経ったらまた来てくださいと言われたので一旦帰宅。
そして一時間半程経った頃に病院から電話で、危険な状態なのでお戻りくださいと言われ急いで戻ると、マッサージ(人工呼吸)を施されていたクリスがいました。
呼吸が停止したらマッサージで吹き返し、を繰り返しているそうです。
以前、横隔膜ヘルニアに陥って死を覚悟してくださいと言われた際も呼吸は弱々しかったですが、それ以上に弱く今にも止まりそうな状態でした。
利尿剤を目一杯投与したものの、尿が排出されないと言われました。腎臓の機能が低下している可能性があるそうです。

今ここで出来る全ての事をしたと言われ、夜間緊急病棟への移動を選択肢として提示していただきましたが、犬の蘇生技術も医療器具も無い私が何度も呼吸停止している状態のクリスを運ぶのは無理だと判断し、留まる事にしました。

その後、なんと一時は立ち上がり薬を飲む程度まで回復しました。
しかし血混じりの嘔吐をしたと同時に再び容態が悪化。明らかに呼吸数が減り、目も閉じてゆきました。
チューブを入れて延命措置を行う事も可能だが、この子には激しい苦痛が伴うと言われました。
最期の時をママンと弟抜きで私一人で看取るのはどうかと思い少し悩みましたが、もう十分に頑張った。楽にしてあげたい。という思いが勝り、私は延命措置は結構です、と答えました。

再び呼吸停止。
引き続きマッサージを行うも反応なし。
医師はマッサージをしつつ私の方に顔を向け、私の目を見て、ある言葉を告げようとしている雰囲気を感じ取りました。
私は即座に悟り、医師からの言葉を聞く前に、自ら一言「有難うございました」、そう告げました。
自分で言うのも何ですが、私は普段からあまり感情を表に出す事はなく、もし身内が死を伴う窮地に陥った際でも感情を押し殺し、冷静に物事を見極めて最善の答えを模索できるであろうと自負しておりました。
しかし涙こそ滲ませる程度にとどめる事ができましたが、この時に私が発した声は自分でもハッキリと分かる程に震えておりました。

医師から涙声で「私にとって思い出深いワンちゃんだったので救いたかった」と言われました。
過去に二度大手術を行って奇跡の復活を遂げた事を憶えてくださっていた様です。
他のスタッフの皆様も全員、目を潤ませているのが見てとれました。
動物が好きだからこそペット病院に勤務している方々だと思います。
それでも一患犬の最期に、共に涙を流してくださったのは、とても嬉しい限りです。

その後はクリスの身体を綺麗にしてくださり、そのまま葬儀も可能な箱に詰めてくださりました。
そして帰宅です。


思えば若い頃に横隔膜ヘルニアで片肺を失い、老いて心臓肥大で気管を圧迫され、そして最後に肺水腫と、息を吸う事への試練を受け続けてきたクリスでした。
天国では思う存分、新鮮な空気を吸い込んでもらいたい、そう願うばかりです。
今まで本当にありがとう。またな(*'_')ノシ

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